美しいストレートの髪に憧れる

私は自分の髪の毛が大嫌いでした。どこが嫌いかと言われれば、まずくせ毛です。雑誌に写る子供のようなふわふわとした可愛らしいウェーブではなく、グネグネとした硬くて太くて汚らしいくせ毛です。小学生の時は女の子は誰でもお姫様のようなロングの美しいストレートの髪に憧れるものですが、私はくせ毛で汚らしく髪が膨張してました。

クロハシャンプー

しかたなく、いつもショートカットです。赤ちゃんのころの自分の写真を見ると、生まれた瞬間から短い髪がグルングルンでした。大仏です。私の祖母と全く同じでした。つまり遺伝です。おまけに髪の量が異様に多いので美容院でシャンプーを他の方はワンプッシュなのに、私だけスリープッシュぐらいします。

カットを頼むと、私の椅子の周りだけ人の二倍ぐらい毛が落ちてます。美容院に行くのが嫌になります。嗚呼、私はグルングルンの剛毛くせ毛に体のすべての栄養を吸い取られて生きていかないといけないんだわ、と思春期のときは絶望して過ごしたものですが、美容師の方が教えてくださいました。「縮毛矯正があるんだけど、試してみない?」そこから私の人生は180度変わりました。

グルングルンのくせ毛が縮毛矯正をすることで、憧れの真っすぐなストレートの髪になるのです。考えた人、マジで神。それからは、中学高校大学、社会人になって結婚するまでずっと縮毛矯正です。寝ぐせもつかず朝もとっても楽ちんです。ある時、テレビで黒人の女性が日本人美容師の縮毛矯正の技術によりチリチリバーマをロングのストレートの髪に変身させ「アメージング!!!!」と号泣してる姿を見ました。

わかるー!めっちゃ、わかるー!縮毛矯正はそれだけ悲しみに暮れる多くの剛毛くせ毛女性を救済してきたのです。今日も私は人類の英知・縮毛矯正でサラサラになったロングのストレートの髪を楽しんでます。