ヨガの健康は「体」と「心」の両面から
医学的にも健康に良いと言われている「ヨガ」ですが、どのように私たちの健康に良いのか詳しく見ていきたいと思います。
【循環機能の向上】
ヨガでは、鼻からゆっくり息を吐いて、深く吸う腹式呼吸を意識的に続けます。
そして、呼吸をしながらアーサナと呼ばれるポーズをとり続けるので、ヨガは全身をつかった有酸素運動と言えるのです。
全身の筋肉を使い続けるため、心肺機能や呼吸機能に重要な筋肉が鍛えられます。
その結果、血液循環・肺循環などの循環機能が向上するというわけです。
【免疫力の向上】
人は、ストレスがたまると「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが過剰に分泌されています。
さらに、「コルチゾール」は、免疫細胞である白血球の働きを低下させてしまい、病気にかかりやすくなってしまいます。
そこでヨガをすることで、リラックスしている時に優位になる「副交感神経」が高まり、ストレスが軽減されていきます。
その結果、「コルチゾール」の分泌も減り免疫力を保ち・向上させることができるというわけです。
【自律神経の安定】
私たちの体には内臓や代謝・体温などの機能を24時間休まずコントロールしてくれている「自立神経」があります。
仕事や家事・育児・勉強・ネット社会など、現代私たちを取り巻く世界は緊張している時やストレスがある時に優位になる「交感神経」という自律神経が強い日々です。
それをリセットさせるのに良い方法の一つが「ヨガ」なんです。
ヨガを通して、交感神経が優位の状態からさらにもう一度、興奮させてから一気にゆるめることで、「副交感神経」が高まり副交感神経が優位になるのです。
するとリラックスした状態になり気持ちも前向きになえるというわけです。
つまり、ヨガが健康に良いと言われている理由は、「循環機能の向上」「免疫力の向上」「自律神経の安定」という体の健康だけでなく、「心」の健康にも良いということが分かります。
日常的にヨガを続けることは、「セロトニン」と呼ばれる幸福ホルモンが分泌されやすいということも最近の研究で明らかになっています。
忙しい日常生活から解放されたいと思っている方こそヨガが必要なんです。
ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか。